あの時キミは若かった!小説の舞台横浜へGO

1995年。当時大好きだったミステリー小説「暗闇坂の人喰いの木」に憧れて横浜に行った時の話です。
なんてことない場所でしたが、それは今でも色鮮やかに蘇る楽しい記憶として残っています。

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「暗闇坂の人喰いの木」とは

ミステリー作家の巨匠、島田荘司の「御手洗潔シリーズ」の小説の1つです。
講談社から1994年に発行されました。
ちなみに、「御手洗潔」シリーズは、2016年に玉木宏主演でドラマ・映画化されています。

樹齢2000年の大楠がある屋敷を舞台にした小説で、初期の御手洗潔・石岡和己コンビは初々しいです。
同シリーズはたくさん出ていますが、その中で一番の人気ではないでしょうか。
殺害方法やその時代背景、細部に至るまでよく作り込まれていて「これぞ、島田荘司ワールド」といった感じです。

20代前半の頃、何度もこの小説を読み返して夢中になりました。

暗闇坂が実在した!

「暗闇坂の人喰いの木」の作品の舞台は横浜。
御手洗潔は馬車道を拠点に、奇想天外な謎解きをします。

この本を読んでいたのは1995年。
まだインターネットがない時代です。
スマホもないし、家にパソコンが普及するなんて夢にも考えていません。

そんな時代に、ふとしたきっかけで「暗闇坂」が横浜の実在の場所であることを知りました。
その時の興奮は凄かった。(笑)

「本当に暗闇坂があるなんて!!
大楠も実在するのかな?
一体どんな様子だろう?やっぱり暗いのかな?」

もう興味津々。
今ならネットで調べれば、「暗闇坂」が何の変哲も無いふつうの坂道だってことがすぐに分かります。
でも、先ほども書いたように、当時はネットがない世界。
横浜を調べる方法は旅行ガイドブックか地図だけです。

暗闇坂を求めて横浜へ

「暗闇坂」という地名だけで、想像と期待がどんどん膨らみます。
どんどん膨らんだ結果、とうとう実物の暗闇坂を見に行くことにしました。

1995年7月14日。
当時のことを今思い出してもワクワクします。
まだ20代前半のわたしにとって、「小説の舞台を見に行く」という行為そのものがカッコよくて(笑)
さらに「横浜」という大都会に向かうのだから、普通の状態でいろという方が無理ですよね。

でも、暗闇坂に着いた時、わたしは愕然としました。
目の前にある暗闇坂は、何の変哲もない坂道。
さらには「くらやみ坂」とひらがな表記の石碑があるのみ。
記念写真を撮るにも、撮影ポイントなさすぎ。
理想と現実の恐ろしさを、まざまざと見せつけられた瞬間でした。

「こ、ここが暗闇坂か…」という焦燥感。
「大楠どこ?」という切なさ。(←あるわけない)
ワクワク感を失った時、ありとあらゆる「残念」に関連する気持ちの波が押し寄せたものです。

これは当時撮影した写真。懐かしい!

1995.7.14 くらやみ坂

行きたい時が行きドキ!

結局、暗闇坂への期待は裏切られた…というオチになってしまいました。

だけど、その思い出は今でも色鮮やか。
わたしの中に強烈に印象に残ってます。
「暗闇坂の人喰いの木」の、おどろおどろしく、小説と現実の境界線がわからない世界。
実際の暗闇坂がどんな坂であれ、その世界の一部に触れられたのですから。

若い時のこういう思い出って一生の宝物ですね。
またいつか、こんな風に思える小説に出会えるかな?
出会うためには本を読まなきゃですね。

ということで、今回は若かりし頃の楽しかった思い出話をさせていただきました。

1995.7.14 くらやみ坂

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47歳の独女(×1)です。 人生最後のあがき!ということでダイエットとたるみ改善に励んでおります。 50歳からの人生を模索中。どうぞよろしくお願いします! 詳しいプロフィールはこちら!
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